eSkinHealthシステム

2015年7月より、発展途上国で蔓延する「顧みられない熱帯病」について、国立国際医療研究センター皮膚科専門医の先生との共同研究を始めました。

当初は、スマートフォンで写真を撮る際に簡単な付加情報を入力して、特定のメールアドレスに送信するAndroidアプリケーションでした。

このアプリケーションの開発により、現地の症例を遠隔地で収集・閲覧する事が可能となり、一定の成果を上げることが出来ました。

この経験を踏み台に、クラウドサーバーで「もっと役立つ情報」を、「たくさん集めよう」と開発が始まったのがeSkinHealthシステムです。

eSkinHealthアプリケーションは、Androidタブレットを使って迅速に患者さんの様々な症例や経過を収集しつつ、症状を特定する為の検査などと連携する事により、統合されたデータをクラウド上に集めつつ、現地の診療に貢献するシステムとなりました。

コートジボアールでは、2021/12までに470名の患者さんから1190回の経過診療情報を集めることが出来ました。2022/2からは、隣国のガーナでも利用が始まります。

今後は更に的確な診療判断の材料や治療方針の補佐、症状対する知識の共有などに力を入れ、「顧みられない熱帯病」の撲滅に貢献出来る様、邁進するつもりです。

プロジェクト概要

皮膚病を診断するときに、写真は大きな役割を果たします。実際、スマートフォンやメールの普及で、皮膚科医へ写真と簡単な情報を送ることで診療を依頼する、いわゆるテレダーマトロジーは、日常茶飯事に行われるような世の中になりました。しかし、系統だっていない方法は、限界があります。このプロジェクトでは、皮膚科医が診療に必要とする情報を系統だって収集し、より質の高い診療へとつなげたいというニーズがきっかけでした。それを、開発途上国で可能とすることで、このようなテクノロジーから特に置いてかれてしまう人々のために貢献することを目的としてます。共同開発した「eSkinHealth」は、Androidタブレットにより様々な症例や経過を収集しつつ、症状を特定するための検査やテレダーマトロジーなどと連携することにより、統合されたデータをクラウド上に集め、現地の診療に貢献するシステムとして完成させました。

ユーザーの声

“トリロバイトとは、これまで約5年以上の年月をかけ、開発途上国における患者カルテ・システムならびに皮膚遠隔診療(テレダーマトロジー)の開発を進めてきました。

開発途上国に今も蔓延する、早期に診断・治療を受けないと生涯にわたる後遺症を残すことになる「顧みられない熱帯病 – neglected tropical diseases」の多くは、皮膚症状を有しています。また、そのような地域では、4人のうち1人は、何かしらの皮膚病にかかっています。一方で、そのような現地には皮膚科医はとても少なく、診断・治療を受けられない人々が多くいます。

トリロバイト社との開発は、私たちのニーズから始まりました。インターネットへのアクセスが常にないような環境で、皮膚病の診療のために、どのようにテクノロジーを駆使できるか。常に、密接にコミュニケーションをとり、可能な限りニーズを取り入れた「eSkinHealth」システムが共同開発されました。

今では「eSkinHealth」は、現地での皮膚病患者の診療に役立ち、また、密度の高い情報がリアルタイムで遠隔にいる医療関係者や研究者へと共有されるプラットフォームとなっています。今後、システムの改善、蓄積されるデータより、さらに多くの患者さんを救うことにつながると期待しています。”

 

特定非営利活動法人クローバーヘルス・インターナショナル
理事長 四津里英

このシステムはこんな方達にも応用できます

マルチロケーションからの情報を効率的に管理分析し、リソースを節約すると同時に今後のビジネスの発展に活かしたいと思っている方

(例)
【大手学習塾】各校の生徒のテスト結果、学習進捗状況を一元管理し、教育プランの作成や効果測定に活用など
【不動産会社】物件と物件の情報、面積・坪単価、売価を一元管理し、地域販売戦略への活用や価格変動状況および販売実績の分析など
【ペットショップ】飼育動物の種類や飼育環境の情報を一元管理し、健康状態や異常の検出、ルーティンの管理に活用など